辻美和の彫金学校

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11月に入学されたK.Yさんの作品です




　　　　　　情熱のバラ　


この作品は銅版に作りたい作品（デザイン画）を
張り付けてデザインしたラインにそって糸鋸で
慎重に慎重に銅版を切り抜いて作っていきます

もちろん切り抜かれる銅版にはつなぎ目はありません
ひとつの切り抜きが終れば　糸鋸の刃を銅版から外し
次の切り抜きたいところで刃をセットしなおしします

ですから切り抜きの箇所があればあるだけ
糸鋸本体に刃を取り付ける作業をしています
言うまでもなく手間は本当にかかっている作品です

でもこの作業を繰り返し作品が出来る頃には
糸鋸の使い方は知らないうちにうまくなっています

K.Yさんはさらに正面のバラも作りました




　　中心はハートの情熱のバラ　　


正面から見たバラの中心にはハートで
四葉のクローバーが描かれています　


真正面に
情熱のバラ
中心にハート
四葉のクローバー


生徒さんが作りたい作品（ジュエリー）をつくれるから
作品にそのメッセージが思いのまま込められます


楽しく作りながら技術などを学んでいきます　

K.Yさんは次回よりリングに挑戦です

わたしも生徒さんの応援がとっても楽しいです　





  

R.Kさんの作品はいつも男子です
誰が作品をみても男子です
作っているときから男子です　




　　　ワックス時の男子リング　


力強い作品に仕上がるでしょうね
　　と思っていたら　予想通りの・・・
男子リングが完成しました





　　　力強い男子リング完成　


センター石は12月の誕生石ラピスラズリです
完全男子リングなので宝石をとめる為の
爪もとてもりっぱです
ですからラピスラズリにキズが付かないようにとめるのに
アセでしたが私も協力してがんばりました


　　　　　　　　。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


ラピスラズリの金色にキラキラと
点在しているのはパイライトです
ぜ～んぶ　光っているより
『ここぞっ』って時に光っている
ラピスラズリは男子リングにとってもあっています

バンドをしているR.Kさんはいつも物静かな男子ですが
歌っているときは『キラキラ』
　　　っとひかるのでしょうね　キット




　　　　　　辻美和の彫金学校　入り口です　







  

『彫金をしていて本当にいいなと思うのは
ムダがないことです』
　　というセリフを前にも言いましたが

もう一度あらためて言いたいです　

『彫金をしていて本当にいいなと思うのは
ムダがないことです』

前回のエコな作品はペンダントでしたが
この生徒さんの作品は要らなくなった材料を
溶かしてもう一度作り直すというエコ作品でした

でも今回ご紹介の智子さんの作品はエコそのものです

　　それはね　







　　　　　全部　エコリング　　


ぐるりと見て頂いてどこがエコだかわかりましたか


よくみるとデザインの部分が全部
金の切れ端材料なのです　　『す・すごい！！』


しかも　素敵なリボンにデザインされています
さらにさらに　オープンハート　まで・・・完備です

智子さんが少し変わった素敵なリングをされていたので
お聞きすると以前に作られた切れ端活用作品とのことでした


作るのに費やした時間はほんの少しとか・・・
智子さん　時間までもエコをしていました


『貴金属にムダはないです』を
あらためて智子さんの作品から学びました

　　ハートがあるエコな作品を一緒に作りましょう